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二次試験は激戦必至 2019年度(令和元年度)一次試験の結果を踏まえて

2019年度(令和元年度)一次試験について

9月3日中小企業診断協会より2019年度(令和元年度)一次試験の結果が発表されました。

診断士試験科目別合格率の推移

試験合格率は30%超

・2019年度(令和元年度)一次試験の合格率は30.2%でした。

平成19年度以降最高の合格率です。

平成19年度以降合格率が30%が超えた年は1度もありません。

合格者数は1,200人増

一次試験合格者数は4,444人で、前年度から比べると約1,200人増です。

・例年一次試験の合格者数は3,000人前後ですので、約1.5倍の合格者数が出たことになります。

二次試験は激戦必至

・例年に比べ合格率、合格者数共に著しく高いということは、通常の試験であればラッキーですが、診断士試験の場合はそう楽観的には捉えられません。

二次試験受験者数は約1.3倍

・二次試験の受験者数は平成24年度以降5,000人前後で安定しています。(平成30年度は4,978人)

・昨年度の二次試験不合格者数は4,073名です。

・二次試験の受験資格が2回迄であることを考えると約半数(約2,036人)が本年度も二次試験を受験すると思われます。

・今回の一次試験合格者数と合わせると約6,480人です。例年に比べて約1.3倍増です。

二次試験の合格者数は固定されている

私は二次試験の合格者数はある程度人数が固定されていると考えています。

・二次試験合格後の実務補習指導員の確保や登録後の各協会の受入体制等を考慮すると急激に合格者数を増やすことができないからです。

・その人数は約900人です。

二次試験は激戦必至

・2019年度(令和元年度)の二次試験は例年よりも厳しい戦いになることが予想されます。

・例年通り20%の合格率であれば、約1,300人が合格することになりますが、例年通り約900人の合格者数であれば合格率約14%になります。

新制度(平成13年度)以降、最高の合格者数は平成24年度二次試験の1,220人(合格率約24.9%)です。

絶対評価から相対評価へ

診断士一次試験は絶対評価です。難易度が低くても高くても6割を超えれば合格します。

診断士二次試験は相対評価です。

・受験者の中でより優れた解答をした上位900人が合格を掴み取ります。

今年度の受験者は例年より1,500人近く多い6,480人と予想されます。

二次試験受験者の内、約3割にあたる2,000人は昨年度二次試験で辛酸をなめ、1年間二次試験対策だけをひたすら続けてきた人達です。

・その中で上位900人に入る必要があります。

より効果的、効率的な学習を

二次試験に合格して初めて診断士になることができます。

・今回初めて一次試験に合格された方は、まずは再受験者に比べて準備期間が圧倒的に少ないということを認識しましょう。

・その上でより効果的、効率的な学習を心掛けるようにしましょう。

・ストレート合格率は3%台ですが、既に一次試験を突破しているのであれば5人に1人は合格する試験です。

・再受験者の方は1年間のアドバンテージがあるとはいえ、昨年度よりもより受験者が増えたということを認識してもう一度気を引き締め直しましょう。

・診断士二次試験は10月下旬です。

・合格を勝ち取る為には残された時間をどのように使うかが重要です。

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