アウトプット

試験対策にはアウトプットが有効

アウトプットの重要性を実証した実験があることをご存知でしょうか?

 

アメリカバデュー大学のカーピック博士達は、生徒にスワヒリ語40単語を覚えさせるテストを通じて、「テキストを読む(インプット)よりも、問題演習(アウトプット)を行った方が記憶が定着する」ことを実証しました。

実験の概要

※説明を分かりやすくするため、一部内容を変えています。

満点を取るまでテスト→復習を繰り返す

・学生たちは、満点を取れるまでテスト→復習を繰り返します

テストは2つのグループ毎に異なった方法で実施します。

テスト方法の違い

第1グループ:確認テストの度に40問全てを解きます。
第2グループ:確認テストの際、間違えた問題だけを解きます。

カービック博士の実験

満点までのスピードに差はなかった

満点になるまでにかかった時間は、両グループとも殆ど変りませんでした。

一時的に記憶を定着させるまでは、どのような学習スタイルでも差がないことが実証されました。

記憶の定着に2倍以上差が付いた

・1週間後、学生たちに同じテストを実施したところ、第1グループと第2グループで約2.3倍の差が付きました。

グループ内での差は付かなかった

復習方法の違いによるグループ内での差は殆ど付きませんでした。

アウトプットを繰り返したグループの方が記憶の定着度合が強いことが実証されました。

試験勉強に置き換えると

・この実験を試験勉強に置き換えると、

インプットはテキストの読み込みや講座の受講です。

アウトプットは過去問学習です。

意識的にアウトプットを繰り返して効率の良い学習をしましょう

アウトプットとインプットの割合や、効果的なアウトプット方法は別の記事で紹介させて頂きます。

以上、参考になれば幸いです。