中小企業診断士【一次試験】没問、得点調整(まとめ)
中小企業診断士一次試験では、設問の不備等により加点が得られる可能性があります。
ひとつは、設問の不備によって対象者若しくは全員が加点を得られる【没問】
もうひとつは、合格者が著しく少なくなってしまった場合に、調整のために加点が行われる【得点調整】です。
過去、中小企業診断士試験において没問、得点調整がどの程度行われたのかまとめてみました。
※画像をクリックで拡大できます。
いかがですか?
意外と多いですよね?
過去15年で加点無しは3回だけ
平成17年度から現在に至るまで、加点が無かったのは平成19年度と平成27年度、令和元年度の3回だけです。
約8割の確率で加点があります。
令和元年度の場合は一次試験合格率30.2%と平成19年度以降、初めて合格率が30%を超えました。こういった事情もあり、得点調整が実施されなかったものと思われます。
過去最大の加点は11点
平成17年度以降、最も加点が大きかったのは、平成28年度の【11点】です。
(経営情報システムの得点調整:4点、合格基準の変更:700点×1%=7点)
諦めずに二次試験の勉強を始めよう
例年、没問、得点調整の発表は一次試験の合格発表日と同日です。
せめて、1週間でも良いので早めに発表してくれれば良いんですが…。(これは本当に思います。)
なかなかモチベーションが上がらないかもしれませんが、合格ラインまであと少しなのであれば、二次試験の勉強を始めましょう。
一次試験表から二次試験まで3ヶ月弱しか時間がありませんので、1ヶ月の遅れは致命傷になりかねません。
各予備校が発表する回答速報が間違っているという可能性もありますしね。
あと10点で…ということであれば、合格を信じて二次試験の勉強を進めましょう。
参考になれば幸いです。勉強頑張って下さいね!
※科目別の合格率の推移についてはこちらで解説しています。
関連記事
中小企業診断士 一次試験 科目別合格率の推移※画像をクリックで拡大できます。平成19年度からの科目別合格率をまとめました。今後の学習計画を立てていく中で参考になれば幸いです。赤字は科目別合格率が10%未満[…]