模試の後すべきこと

一次試験対策模試を受けたらすべき6つのこと

試験直前期になると各予備校で模試が開催されます。

模試は必ず受けるようにしましょう。

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模試

模試をより効果的なものにするためには、受け終わった後が大切す。

今回は模試を受けたらすべき6つのことを解説します。

模試を受けたらすべき6つのこと

①採点

・ますは採点しましょう。

・模試の点数は殆ど意味がなく、極論採点しなくても良いのですが、やはり点数は気になると思いますので、とりあえず採点しましょう。

・点数を見て、一喜一憂しないようにしましょう。模試の結果が良くても悪くても、大事なのは本番で合格することです。

模試の点数は意味がない

・模試で重要なのは、受験生の中での自分の位置を確認することす。

・一次試験の合格率は約20%ですので、全体のうち上位20%に入っているか否か、入るためには残された時間で何をすれば良いかを明らかにすることが重要です。

仮に得点が70点だったとしても、上位20%に入っていないのであれば、安全圏とは言えません。

②設問を完答、未完答に分類する

・選択肢の正誤が全て分かり、誤った選択肢の場合には、どこが誤っているのか、どう直したら正しい選択肢になるのか、が分かっている状態(私は完答と呼んでいます。)の設問とそうではない状態(未完答)の設問に分類します。

・優先して復習すべきはもちろん未完答設問ですが、復習の際、重要なポイントが2つあります。

設問ではなく論点を復習する

・重要なのは設問を復習することではなくて、その設問の論点を復習することです。

本番で同じ論点が出題される可能性はありますが、同じ問題が出題されることは100%ありません。

・単に選択肢の正誤が分かるだけではなく、選択肢に記載がない事項も含めてその論点が理解出来ているかということを意識しましょう。

例えば、特許権の存続期間が問われていた場合、出願から20年ということを確認するだけではなく、実用新案権の場合にはどうか、意匠権の場合にはどうか、商標権の場合にはどうかというように設問から派生させて、論点全体が理解できているかというこを確認しましょう。

③復習は模試の結果が出てから

・復習が重要なのは言うまでもありませんが、復習を始めるのは模試の結果、各設問の正答率が分かった後の方が効果的です。

・模試では殆ど出題実績がないような周辺論点も出題されます。

・見たことの無い論点を目にすると、「そこを集中して学習しないと。」という気持ちになると思いますが、気を付けないと、周辺論点の学習に集中してしまい肝心の重要論点が疎かになるという最も避けたい事態(記憶のドーナツ化)に陥ってしまいます。

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一次試験3つの科目別タイプ

・テキストに太字で書いてあるような、明らかな重要論点であれば速やかに復習するべきですが、そういった判断が出来ない設問は正答率が公表されるまで置いておきましょう。

正答率が公表されるまでは、模試の復習はせず、過去問やテキスト中心の学習を心掛けましょう。

正答率が目安になる

重要論点なのか周辺論点なのかを見分ける目安になるのが、設問毎の正答率です。(故に正答率が公表されてからの復習をお勧めします。)

・正答率が高い設問は重要論点、低い設問は周辺論点と位置付けてしまって構いません。

・特に、正答率が30%を下回っているような設問は、殆どの受験生が完答できない設問です

・そういった設問の論点は出題される可能性は極めて低いですし、仮に出題されたとしても合否に影響を与えません。

正答率が30%未満の論点は無視して、重要論点を完璧に仕上げることを優先しましょう。

④気付いたことを書き出しておく

・模試は本番のリハーサルとして活用することが大切です。

模試当日に気付いたことをメンタル面と準備面で書き出しておき、本番当日迄にあらかじめ対策を立てておきましょう

メンタル面(感想)

・想像よりも疲れて1日目の夜は2日目の勉強をする気になれなかった、開始5分前の沈黙が緊張した、想像よりも周りの音が気になった等、模試当日に感じたことを書き出しましょう

模試の時感じたことは、本番でも同じように(場合によっては模試以上に)感じる可能性が高いです。

あらかじめ対策を立てて、本番当日に慌てることの無いようにしましょう。

※後日、緊張を解く方法をいくつか紹介させて頂きます。

準備面

用意しておけば良かったもの、持っていったけど必要なかったものを書き出しましょう

・参考に私が模試を受けた時のメモを紹介させて頂きます。模試の時に必要なかったと感じたものは、本番当日もやっぱり必要なかったです。

【持って行った方が良かったもの】
・ハンカチ
・ファイナルペーパー
・甘いもの(チョコ等)
・白紙の紙(休憩時間にメモや計算用紙として使うため)【持っていったけど必要なかったもの】
・テキスト
・過去問
※改めて目を通しているほど時間に余裕がありませんし、直前に多くの論点に触れたことであやふやな論点を発見してしまい、かえって不安になってしまいました。

⑤学習スケジュールを見直す

・模試の結果を踏まえ、本番当日迄に残された時間を考慮した学習スケジュールの見直しを行いましょう

・合格までに①何が足りないか、②何をすべきか、③どのくらい時間が掛かるか、をできるだけ具体的に分析しましょう。

中でも重要なのは、③どのくらい時間が掛かるかです。

・やるべきことが分かっていたとしても、こなせる学習時間を確保出来ないのであれば、合格には辿り着けません。

⑥合格プランを見直す

・全教科を仕上げるまでの学習時間を確保出来ないのであれば、格プランを見直し、今年は科目合格を狙うというのも有効な戦略す。

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以上、参考になれば幸いです。