二次試験概要
二次試験の概要について確認しておきましょう。

二次試験の概要

二次試験は筆記試験と口述試験

・二次試験は筆記試験と口述試験で構成されます。

・口述試験の合格率はほぼ100%ですので、筆記試験に合格できるか否かが診断士試験の合否を分けます。

二次試験の合格基準

・二次試験の合格基準は、筆記試験全科目の合計得点が6割以上かつ4割未満の科目が一つもなく、口述試験の評定が6割以上であることです。

二次試験の合格率

・二次試験の合格率は例年20%前後です。

【二次試験合格率の推移】

2014年度2015年度2016年度2017年度2018年度
受験者数4,885人4,941人4,394人4,279人4,978人
合格者数1,185人944人842人828人905人
合格率24.3%19.1%19.2%19.4%18.2%
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合格率

二次試験の受験会場

・二次試験の受験会場は札幌、仙台、東京3か所、名古屋、大阪、広島、福岡です。

・一次試験では受験会場に指定されていた那覇が、二次試験ではありません。

該当する方は飛行機や宿泊場所等を早めに押さえておきましょう。

二次試験の科目

・二次試験は以下の4科目です。

事例Ⅰ:「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」(配点:100点)
事例Ⅱ:「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」(配点:100点)
事例Ⅲ:「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」(配点:100点)
事例Ⅳ:「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」(配点:100点)
・受験時間は各80分で1日で全て行われます。

80分というと長く感じますが、時間が足りなかったと感じる受験生が殆どです。タイムマネジメントが重要です。

一次試験との違い

二次試験は論述式

・一次試験は択一式の試験ですが、二次試験は論述試験です。

二次試験は応用力を求められる

・二次試験の出題の目的として、受験案内に以下の通り説明があります。

第2次試験は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、中小企業の診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、短答式又は論文式による筆記及び口述の方法により行います。
引用:「平成30年度中小企業診断士第2次試験案内・申込書」

・一次試験の出題の目的は以下の通りです。

中小企業診断士となるのに必要な学識を有するかどうかを判定することを目的として、7科目について筆記の方法により実施します。
引用:「平成30年度中小企業診断士第1次試験案内・申込書」

・一次試験は単に知識があるかどうかを判定するための試験ですが、二次試験はその知識を応用して助言する能力があるかどうかを判定されます。

重要なのは、「中小企業診断士」としての意見を解答することです。一般論、受験者の意見は求められていません。

※二次試験対策の目次です。目次の順番に読んで頂くと、より理解が深まります。

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