《テクニック》写経を効果的なものにする4ステップ│中小企業診断士　consul-circle

写経とは?

・診断士二次試験対策として「写経」と呼ばれる勉強方法があることをご存知でしょうか？

・もちろんお経を書き写す訳ではありません。

・他人が書いた解答(模範解答や合格答案)を書き写すことで、書き方を体得することを言います。

・合格答案に必要なテクニックが身に付く方法として受験予備校でも推奨されていますが、ただ闇雲に他人の解答を書き写したとしても効果は限定的です。

今回はこの写経をより効果的なものにする4ステップを解説していきます。

・具体的なステップに入る前に、重要なポイントとして、写経は解答を暗記するためのものではない。ということを押さえておきましょう。

・写経は解答のテクニックを学ぶためであって、解答を暗記するためではありません。

・二度と同じ問題は出ません。まずは解答を暗記するという発想を捨てましょう。

・まずは予備校の模範解答や合格答案を出きるだけ集めましょう(私の再現答案でも構いません)。

二次試験対策　目次二次試験対策の記事を一覧化しています。まずはこのページから確認して頂き、概要から順番に確認頂くと効果的な学習に繋がります。記事を書く毎に順次追加していきます。 […]

・2、3年度分あれば十分です。

・全て合格可能なレベルの解答ですが、言い回しや原稿用紙の使い方等それぞれに癖(個性)があることに驚かれると思います。

・その中で自分が一番しっくりくる解答を選びましょう(これは直感で構いません)。

・写経の目的は、最終的に合格答案に使われているテクニックを使いこなせるようになることです。

・しっくりこない解答はどんなに優れていたとしても自分の中で違和感が残り、使いこなせるようになるまで時間が掛かってしまいます。

・なぜしっくりくるのか、なぜ読みやすいのかを考えましょう。

・考える際のポイントは、どのようなテクニックが使われているのか？ということを意識することです。

例えば、
・結論から書き始めている(結論先出し)
・解答の書き出しが設問のオウム返しになっている
・箇条書きが番号で分かれている
・効果的に切り口が使われている
・句読点が適切に使われている
・一文が長すぎない
等です

全て以下の記事の中で解説していますが、実際に解答の中でどのように使われているかを確認してください。

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・この時、参考になりそうなポイントをノートにまとめておき、答練の前に見直したり、ファイナルペーパーとして活用したりするとより効果が上がります。

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・使われているテクニックを意識しながら、実際に写経してみましょう。

・2、3回やれば十分です。

実際にやってみると分かると思いますが、写経は意外と時間が掛かります。二次試験対策は時間との戦いですので、できる限り無駄な時間をかけないことが大切です。繰り返しになりますが、暗記することは写経の目的ではありません。

・写経が終わったら、解答を見ずに実際に自分で問題を解いてみて、解答を作ってみましょう。

・ここで重要なのは、写経した解答と全く同じように書ける必要はないということです。

・先程意識したテクニックを駆使して解答できているかということを確認しましょう。

・模範解答や合格答案の解答は確かに優れた内容ですが、あくまでもそれは他人の言葉です。

・二次試験本番では自分の言葉で解答を作り上げる必要があります。

・模範解答や合格答案から合格に必要なテクニックを見つけ出し、自分の言葉の中で使いこなすことができているかということを意識して取り組むようにしましょう。

※二次試験対策目次（目次順に読み進めていただくことで、学習効果がより高まります。）

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