80分の使い方

《総論》80分の使い方

二次試験は4事例全て制限時間80分です。

80分という限られた時間の中で合格答案を作り上げるために何をすべきなのか。

今回は試験時間80分の使い方について解説していきます。

今回解説するのは、事例1~3についてです。事例4は例外ですので、以下の記事を参考にしてください。
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80分の使い方(事例4)

 

80分の使い方

基本的な試験時間の使い方、解答までの流れは以下の通りです。

①設問の確認(約8分)
②与件文の確認(約42分)
③解答を書く(約30分)

ひとつひとつ確認していきましょう。

①設問の確認(約8分)

・まず最初に確認すべきは設問です。

・設問は解答の幅を制約するものであり、言い換えれば出題者からのヒントです。

設問のチェックポイント:配点

・配点を確認しましょう。

・もちろん落として良い問題はありませんが、配点40点の問題と配点10点の問題に同じ熱量と時間をかけて臨むのは、明らかにコスパが悪いです。

・何度も言いますが、二次試験は時間がありません。

・配点を確認して、絶対に落としてはいけない設問、時間をかけるべき設問の優先順位をつけましょう。

解くことに集中すると配点のことを忘れてしまうので、私は配点に○印を付けて目立つようにしていました。

設問のチェックポイント:設問要求

・設問は様々な設問要求で解答の幅を制約しています。

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設問要求

・あらかじめ設問要求を確認しておくことにより、与件文を読む際に着目すべき点が明らかになります。

例えば、設問に「ターゲットを明らかにして、」とあったら、誰がターゲットになりそうかということを意識しながら与件文を読みます。

設問のチェックポイント:解答文字数

・解答文字数の合計が何字くらいか確認します。

・厳密に求める必要はありませんが、例年に比べて多そうか、少なそうかは確認しておきましょう。(解答用紙からもおおよそ推測できます。)

・解答文字数が多い場合には、③書くに充てる時間を増やす必要があります。

②与件文の確認(約42分)

・何度も何度も与件文と設問文を読み直し、より適切な解答は何かを検討します。

・解答の方向性を考えながら設問の横に解答骨子を作っていきます。

③書く(約30分)

・最後に解答用紙に解答を書いていきます。

丁寧に書く

・字の上手い下手は人それぞれですし、それ自体が合否を分けることはないと思います。

・ですが、解答用紙が診断報告書であることを考えると、少なくとも丁寧に書く必要はあります。

・丁寧な字で、相手に伝わり易い文章を書くように心掛けましょう。(テクニック編で解説予定です。)

理想は消ゴムを使わない

・解答を書く際の理想は消ゴムを使わないことです。

・何度も書き直すと解答用紙が汚れますし、解答に迷いがあり自信が無い印象を与えます。

・大幅に時間もロスします。

・②与件文を読むの時間内で書くべき内容や文章構成、1つの切り口に使う文字数が決まっていて、書き始めたら止まらずに書ききれることが理想です。

丁寧に字を書く時間を測ってみる。

・皆さんは自分が丁寧に字を書くのにどのくらい時間が掛かるかご存知ですか?

・短い文章を書いてみて、実際に掛かる時間を測ってみましょう。

・殆どの方が思っていたよりも時間が掛かると感じると思います。

因みに私は普段は字を書くのが早い方ですが、丁寧に字を書くと1字あたり2秒掛かります。600字の解答文字数であれば20分掛かる計算です。少し余裕を持っておくことを考えると30分でギリギリです。これが800字だったとすると、書くだけで27分掛かりますので、35分は確保しておきたいところです。
設問の文字数を確認する時に、書くプロセスにどのくらい時間を残しておくべきかを想定し、与件文の検討時間を調整します。

 

①設問の確認(約8分)
配点、設問要求、解答文字数に注目する。

②与件文の確認(約42分)

解答の方向性を考えながら解答骨子を作り上げる

③解答を書く(約30分)

丁寧に書く、理想は消ゴムを使わない
※解答文字数に応じて、②与件文の確認と③解答を書くに充てる時間を調整する。

 

※その他二次試験対策の記事はこちらからどうぞ。(目次順に読んで頂くと学習効果が高まります。)

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