診断士試験では事例企業の「問題」を問う設問と「課題」を問う設問が出題されます。
「問題」と「課題」は明確に使い分けられている
診断士試験において、「問題」と「課題」は明確に使い分けられています。
この使い分けをしっかりと理解していないと、設問要求に応えられず、合格答案を作れなくなります。
「問題」は顕在化しているネガティブな事象
「問題」は顕在化しているネガティブな事象です。
言い換えれば、事例企業にとって良くないこと、状態です。
「問題」は結果
・「問題」は何らかの原因により引き起こされている結果です。
・既に発生している具体的な事象として与件文に記されています。
「問題」はネガティブなもの
・「問題」は、ネガティブに表現されます。
・「問題」は「低い」や「悪い」といったネガティブなキーワードや「~できていない。」という否定形の言葉で表されます。
例えば、「成約率が低い」「整理整頓ができていない。」といった具合です。
「課題」は「問題」を解決するための取り組み
「課題」は「問題」を解決するための取り組みです。
言い換えれば、これから事例企業がすべきことです。
「課題」はポジティブなもの
・「課題」は、「~を改善する。」「~を向上させる。」「~を防止する。」というように、ポジティブに表現されます。
「課題」を達成するための具体的な施策が「解決策」
・「課題」を達成するために事例企業が取り組むべき具体的な施策が「解決策」です。
「解決策」は事例毎に異なる
・提案(解答)すべき「解決策」は事例毎に異なります。
事例Ⅰ:組織・人事の視点から解決策を提案します。
事例Ⅱ:マーケティング・流通の視点から解決策を提案します。
事例Ⅲ:生産・技術の視点から解決策を提案します。
事例Ⅳ:財務・会計の視点から解決策を提案します。
事例Ⅱ:マーケティング・流通の視点から解決策を提案します。
事例Ⅲ:生産・技術の視点から解決策を提案します。
事例Ⅳ:財務・会計の視点から解決策を提案します。
まとめ
以上の内容を事例毎にまとめると以下の通りです。
何となく理解できたでしょうか?
「問題」と「課題」の区別は二次試験だけではなく実際の経営診断でも必要になる重要なスキルですので、しっかりと押さえましょう。
「問題」と「課題」の区別は二次試験だけではなく実際の経営診断でも必要になる重要なスキルですので、しっかりと押さえましょう。
以上、参考になれば幸いです。
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