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試験勉強を進めていくに当たって誰もが一度は思い悩む「まとめノートを作った方が良いのか」という疑問。

今回はまとめノートの必要性について私の考えを書きたいと思います。

 

結論:まとめノートは必要ない

テキストこそ最良のまとめノート

そもそもなぜまとめノートを作るのでしょうか?

・色々と狙いはあると思いますが、要約すると

「重要なポイントをまとめて分かり易くするため。」

ということかと思われます。

・分かり易いまとめノートを作る為に重要ポイントは色を変えて、分からないキーワードを調べて転記して、項目毎にまとめて、順番を入れ替えて、綺麗にレイアウトして、時にはグラフを貼って…。

膨大な時間と労力をかけて作り上げたまとめノート

でもちょっと待ってください!

それってテキストじゃないですか!?

・普段勉強で使っている参考書を手に取ってみてください。
(専門書を読まれている方は殆どいないとおもいますので、)皆さん各受験予備校が発行したテキストを使用されていると思います。

・重要項目はフォントを変えてありませんか?

・難しい用語はキーワードとして別掲されていませんか?

・項目毎にまとめられていませんか?

・学習が進みやすいように並べられていませんか?

・グラフや場合によっては写真が掲載されていませんか?

・中小企業診断士試験は出題範囲が膨大かつ抽象的です。

・中小企業診断士協会から発表されている出題範囲や過去問の論点全てをマスターしようとしていたら時間がいくらあっても足りません。

・各受験予備校のプロの方たちが時間をかけて過去の出題傾向を分析し、毎年改良を重ね、6割を確実に取るために必要な論点を凝縮したもの、それがテキストです。

改めてテキストを作り直す必要はないですよね?

時間がもったいない

・まとめノートを作り出すと分かりますが、1科目全てについてしっかりとまとめようとするとかなりの時間がかかります。(私も一度作ろうとしたことがありますが、手間と時間が物凄いのですぐやめました。)

・「まとめノートを作ることによって理解が進む。」という意見もありますが、中小企業診断士試験ではインプットよりもアウトプットが圧倒的に重要です。

・無限に時間があるのであれば止めませんが、合格を目指す方の多くは、お仕事や家事育児をされていて時間があまり取れない方だと思います。

まとめノートを作る時間はアウトプットに回しましょう。

いかがでしょうか。

経済学・経済政策については例外的にまとめノートを作ることもありだと思います。

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あくまでも私個人の意見ですので、まとめノートを作った方が学習しやすいという方はそのまま続けて頂いた方が良いと思います。自分に合った勉強法を信じることが一番です。

勉強に行き詰ってまとめノートを作るか作らないか悩んでいる方はやめておいた方が良いと思います。過去問を解きましょう。

受験直前期にファイナルペーパーを作ることは必須です。

詳しくはこちらをご覧ください。

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参考になれば幸いです。合格目指して頑張りましょう!