独学

診断士試験は独学で合格可能か?

診断士試験は独学で合格可能でしょうか?

6割は独学

・私を含めた診断士合格者25人に確認したところ、14人は独学で合格していました。

・約6割が独学です。

 

合格率20%以上の試験は独学で合格できる

・一般的に、合格率20%以上の試験は独学で合格できると言われます。

ちなみに、合格率一桁台の試験は独学ではほぼ不可能と言われています。
診断士試験は、一次試験、二次試験ともに合格率20%前後です。
・科目合格制度や二次試験を二度受験できることを考えれば、独学で十分合格が狙えます。
診断士試験は独学で合格できる

二次試験は取り組みづらいかも知れません

実は独学で合格した14人のうち、8人が複数回(多い人は5回…。)二次試験を受けています。4人が二次試験のみ予備校を利用しています。
独学でストレート合格した方は4名(約15%)のみです。
一次試験は独学で十分対応可能ですが、二次試験はかなり取り組みづらいようです。

理由① 明確な解答が無い

二次試験は論述式の試験です。

・診断協会から「出題の趣旨」は公表されるのですが、模範解答や採点基準は公表されません。

何が正しく、どこが間違っているのかということが非常に分かりづらいです。

理由② 情報収集が難しい

・二次試験では、事例毎に正答に至るためのメソッドが必要です。

・予備校を利用しない場合にはHP等で情報収集をすることになりますが、恐らく、このメソッドをしっかりと説明しているHPは殆ど無いと思います。

当サイトでは出来る限り二次試験対策に力を入れて解説していきます。

理由③ 市販のテキストが無い

・一次試験とは異なり、二次試験の解答メソッドをしっかりと解説した市販のテキストはりません。

・診断士の二次試験対策というと多くの受験生がふぞろいシリーズを挙げると思います。

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・ 確かにとても参考になりますが、再現答案と開示請求による点数との因果関係を検証し、どういった解答に対してどの程度の加点がされているかという内容が中心で、解答メソッドを1から解説しているわけではありません。

部分的には、コラム等で解説されています。

二次試験のみ予備校を使うという選択

・一次試験を独学で突破した方も、二次試験に関しては予備校を活用するというのも選択肢の一つだと思います。

理由① 二次試験だけであれば比較的安い

・受験予備校の中には二次試験のみというコースを設けている会社もあります。

・一次、二次セットのコースに比べると比較的安価で受講することが可能です。

受験予備校二次試験のみ価格一次二次セット価格
診断士ゼミナール
19,800円49,800円
LEC
169,000円~240,000円~
クレアール
120,000円(※)250,000円
※クレアールは合格報奨金(50,000円)、二次試験受験料(17,200円)負担キャンペーンを実施しているので、実質52,800円です。資料請求はこちらから。

理由② 一次試験から二次試験までの期間が短い

・一次試験(8月上旬)から二次試験(10月下旬)まで約3ヶ月しかありません。

・ストレート合格は十分可能ですが、3ヶ月で二次試験対策を行うためには効率良く学習することが求められます。

独学で試行錯誤するよりも、予備校のカリキュラムに従った方が効率よく学習することができます。

理由③ 予備校のメソッドに従えば合格できるという安心感

・大半の二次試験初学者が感じるのが「二次試験のつかみどころの無さ」です。

・模範解答が無いため、どのような対策を行い、どのように考え、どのような解答を書けば合格になるのかが分からず、戸惑うと思います。

予備校のカリキュラムに従って、合格メソッドを身に付ければ合格ラインに到達することができるという安心感は学習を進めていくうえで非常に頼もしいです。。

理由④ もう1年間勉強は結構辛い&勿体無い

・二次試験の学習をもう1年間続けるというのはなかなか辛いことだと思います。

・その1年間を診断士以外の勉強や趣味に充てられたらと思うと勿体無く感じると思います。

・次回落ちたら一次試験からやり直さなければいけないというプレッシャーもあります。

2年を前提にするのではなく、できるだけの投資と対策をしてストレート合格を狙いましょう。
①診断士一次試験は独学で対応可能
②二次試験は対応が難しい
③費用対効果を考えれば予備校を利用するのも選択肢の一つ
以上、参考になれば幸いです。