GMAP-BF  学習範囲 企業経営理論編[1]

GMAP-BFの学習範囲【企業経営理論編】

GMAP-BFの学習範囲【企業経営理論編】

以前GMAPビジネスフレームワークテスト(GMAP-BF)と診断士試験の関係性について解説をしました。

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結論としては、診断士試験対策で十分対応可能なのですが、今回は、より具体的に、診断士の学習内容とGMAP-BFの出題範囲の関連性を解説していきます。

私が利用していたLECテキストをベースに関連度を3段階で分けていきます。
関連度の目安としては、
A:必須
B:余力があれば押さえておきたい
C:関連性は低い
です。

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※改編等で章構成が変わっている場合があります。

※あくまでもGMAP-BF対策としての関連度です。診断士試験上の重要度はこちらの記事を参考にしてください。

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企業経営 一覧

経営戦略論

第1分野 経営と企業活動

目次名GMAP-BFとの関連度
マネジメントサイクルA
経営計画B

第2分野 全社戦略

 目次名 GMAP-BFとの関連度
環境分析A
ドメインA
コア・コンピタンスA
事業ポートフォリオと事業ライフサイクルA
成長戦略B
組織間取引B
グローバル化C
ゴーイングコンサーンC

第3分野 事業戦略

 目次名GMAP-BFとの関連度
5つの競争要因A
ポーターの3つの基本戦略A
競争回避の戦略B
戦略グループ・マップB
事業の経済性①(規模の経済等)B
事業の経済性②(スピードの経済等)C
競争地位別の戦略A
技術経営の技術イノベーションC
技術ベンチャーC
製品アーキテクチャC
企業の社会的責任(CSR)B

経営組織論

第4分野 経営戦略

 目次名GMAP-BFとの関連度
組織原則B
機能別組織・事業部制組織B
マトリックス組織などB
欲求階層説A
その他の欲求理論B
過程理論B
リーダーシップの行動理論B
リーダーシップの二元論A
リーダーシップの状況適応理論B
組織における情報処理モデルC
資源依存関係と取引コストC
企業文化の形成要因と機能A
グループダイナミクスB
コンフリクトB
低次・高次学習C
組織学習サイクルC
組織慣性C
組織変革B

第5分野 人的資源管理

 目次名GMAP-BFとの関連度
人的資源管理の全体像A
労働基準法C
その他の労働法規C

マーケティング論

第6分野 マーケティング概論

 目次名GMAP-BFとの関連度
マーケティングの定義C
市場細分化と標的市場の設定B
マーケティング・リサーチC

第7分野 消費者購買行動

 目次名GMAP-BFとの関連度
消費者購買行動と準拠集団A
消費者購買意思決定プロセスB

第8分野 マーケティングミックス

 目次名GMAP-BFとの関連度
マーケティングミックスA

第9分野 製品戦略

 目次名GMAP-BFとの関連度
製品の概念や特徴A
PLCとマーケティング戦略C
ブランドの種類A
ブランドの先発優位C
ブランドの基本戦略A

第10分野 価格戦略

 目次名GMAP-BFとの関連度
価格設定戦略A
新製品の価格設定戦略A

第11分野 プロモーション戦略

 目次名GMAP-BFとの関連度
プッシュ戦略・プル戦略B
プル戦略C
プッシュ戦略C

第12分野 チャネル戦略

 目次名GMAP-BFとの関連度
流通チャネルの意義C
流通チャネルの分類B

第13分野 その他のマーケティング

 目次名GMAP-BFとの関連度
サービス財の特性C
サービス業のマーケティング戦略C
CRMB
WebマーケティングC
ソーシャル・マーケティングC

診断士試験とGMAP-BFの違い

モチベーション理論・リーダーシップ理論の重要度が高い

・診断士試験ではモチベーション理論・リーダーシップ理論は一次試験で多くても2~3問、二次試験では直接問われることは殆どありませんが、GMAP-BFでは人的資源管理の分野で頻出です。

GMAP-BFの方が出題範囲が細分化されているということが影響していると思われます。

単語の意味そのものを問う出題が多い

・診断士試験では、例えば機能別組織という単語の意味、メリット、デメリットを知った上で、どのような問題が生じると想定されるか、どのような解決策があるかという出題がされますが、GMAP-BFでは、単語の意味そのものを知っているか否かという出題が多いです。

通読がお勧め

・上記の通り関連度分けを行いましたが、とりあえずは一通り読んでみることをお勧めします。

・出題されるか否かに係わらず企業経営理論の学習内容は普段の業務で応用できる知識が多く、一般教養としてとても参考になります。

・テキストのボリューム自体もそれほど多くは無く、1時間程度あれば通読できますので、まずは一通り読んでみて、重要度Aの項目について青字(強調されている)単語を覚えるという学習が効果的です。

財務・会計編の解説はこちらから

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