今回は財務会計「簿記論」での勘定科目の省略の仕方について解説致します。
大前提
・こちらの記事でも解説していますが、大前提として、診断士試験においてそこまで簿記に力を入れる必要はありません。
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あくまでも参考として
・勘定科目の省略はどちらかというと公認会計士試験や税理士試験、簿記検定といった、簿記が主要な学習内容となる試験でのテクニックです。
・診断士試験では必須ではありませんが、簿記論の勉強の際、いちいち勘定科目を書くのが煩わしいという方は参考にしてください。
勘定科目の省略の仕方
明確なルールはありません
・勘定科目の省略に明確なルールはありません。
自分が分かれば何でも良いです。
よく使われている省略方法
・受験生の間でよく使われている省略方法を、診断士試験で出題される科目を中心に紹介させて頂きます。
・(カッコ)は、そういった省略の仕方をする受験生もいるということを表していますので、どちらでも構いません。
勘定科目名 | 省略 | 備考 |
現金 | C(G) | CashのC、(ゲンキンのG)です。 |
当座預金 | 当ヨ | |
受取手形 | 受手 | |
支払手形 | 支手 | |
売掛金 | 売×(U×) | |
買掛金 | 買×(K×) | |
短期借入金 | 短借 | |
長期借入金 | 長借 | |
貸倒引当金 | 貸引 | |
仕入 | 仕 | |
売上 | S | SalesのSです。 |
減価償却費 | Dep | DepresiationのDです。 |
減価償却累計額 | 累 |
・他にも色々とありますが、診断士試験では利用頻度が少ない勘定科目ですので、上記で十分だと思います。
省略しすぎないように
・勘定科目の省略は、あくまでも学習効率を高めるためのものです。
・省略しすぎて正式名称が思い出せない、省略記号を覚えるために時間をかける、といった本末転倒なことにならないように気を付けてください。
簿記は、あくまでも7教科ある診断士一次試験のうちの、1科目である財務会計の1論点でしかありません。
あまり時間をかけすぎないように気を付けましょう。
あまり時間をかけすぎないように気を付けましょう。
以上、参考になれば幸いです。